公益財団法人 山階鳥類研究所
鳥類標識調査 仕事の実際と近年の成果
2023年11月30日更新
鳥類標識調査の仕事の実際と、近年の成果の中から特筆すべきものを、主に「山階鳥研NEWS」掲載の記事によってご紹介します。
日中間での渡りがカラーマーキングも含めた標識調査で確認されたズグロカモメと、日本とオーストラリアの渡りが確認されたベニアジサシは、この結果をふまえて、それぞれ2国間の渡り鳥等保護協定の対象種を定める付表への追加が行われる予定です。
目次
鳥類標識調査のあらまし
- 標識研究室1（鳥類標識調査とは／標識調査の実際）（1993年10月号）(PDF)
- 標識研究室2（データの管理／回収の仕組）（1994年2月号）(PDF)
- 標識研究室3（金属足環以外のマーキング／電波による追跡）（1994年3月号）(PDF)
- 標識研究室4（海外協力／これからの鳥類標識調査）（1994年4月号）(PDF)
- 標識研究室の国際交流（1996年2月号）(PDF)
- 「渡り鳥アトラス スズメ目編」から鳥類標識調査35年間のまとめ (1997年12月号）(PDF)
- "旗"で渡りルート解明（レッグフラッグによるシギ・チドリ類の渡り調査）（1998年11月号）(PDF)
- 標識資料の整理と活用（日本産鳥類資料の整備と活用に関する研究ー放鳥データの解析）（2006年2月号）(PDF)
- 足環による標識調査テータのまとめ 鳥類アトラス（2007年3月号）
- カラーリングのできるまで（2012年3月号）
- 渡り鳥等保護条約会議（2018年1月号）
- 「足環からわかる鳥たちのひみつ 鳥類標識調査の目的と成果」（2021年10月発行）（PDF）
- 「渡り鳥の不思議を調べてみよう！ ー 鳥類標識調査の世界 ー」（2023年1月1日発行）（PDF）
鳥類標識調査 近年の成果
- オーストラリアの足環が付いたベニアジサシがノラネコに捕食されました（2023年9月号） NEW
- 絶滅から復活した絶滅危惧種シジュウカラガンの渡り経路と繁殖地を初めて明らかにしました（2023年7月号）
- 絶滅危惧種のガン類の渡り調査を行っています（2023年3月号）
- 絶滅危惧種のガン類 カリガネの渡りルート追跡に日本で初めて成功しました（2022年5月号）
- 減っている？増えている？カリガネの今を追う（2021年7月号）
- コアホウドリがメキシコから飛来 足環付きの個体を茨城県で回収（2021年3月号）
- 小鳥類の渡り生態を解明する新たな方法（2021年3月号）
- 日本の野鳥の最長の生存期間のまとめができました。（2020年11月号）
- 鳥類標識調査でアオジが福井県から韓国に渡ったことを初めて確認しました。（2020年7月号）
- カムチャツカ半島で繁殖したミヤコドリ日本に渡来 カラーフラッグにより初めて判明（2020年3月号）
- オオハクチョウ 日本での最長寿記録更新 約26年半（2019年7月号）
- 絶滅危惧種ナベヅル 中国黒竜江省から四国への渡りを確認（2019年3月号）
- カシラダカが絶滅する？（2018年11月号）
- 【渡り鳥と足環】手賀沼（千葉県我孫子市）のコブハクチョウに標識を行いました。（2018年3月）
- ベニアジサシとエリグロアジサシの最長寿記録が更新、23年11ヶ月となりました。
- 北海道のノビタキの秋の渡り経路を明らかにしました。（2016年11月号）
（※ この研究は森林総合研究所が主体となって行ったものですが、目的と手法がこのページのものと共通していますのでご紹介します。） - 絶滅危惧種ヘラシギ 人工孵化個体の渡来確認2例に 保護活動が行われているロシアの繁殖地から（2016年9月号）
- アメリカコアジサシの日本初記録 北アメリカの水辺に生息するアメリカコアジサシが鳥類標識調査によって日本で初めて茨城県神栖市で確認（2016年3月号）
- 標識調査のビッグデータ分析 東南アジアからの渡り鳥4種のうち3種 渡来と繁殖時期早期化の傾向（2015年9月号）
- マミチャジナイ ボルネオで越冬が判明（2015年9月号）
- ホウロクシギの長寿記録を更新 20年3ヶ月（2015年9月号）
- 日本とイランの間で野鳥の移動初確認 イランからマミジロアジサシが飛来（2015年9月号）
- 明らかになってきたムナグロの渡り〜日本は重要な中継地〜（2015年3月号）
- 日本で越冬するツリスガラの繁殖地判明（2014年11月号）
- 日本全国で観察されたオオジュリンの尾羽の異常（2014年5月号）
- ハワイで足環をつけられたコアホウドリが日本の船で保護 回復して放鳥されました。足環による移動データ判明（2014年3月号）
- 陸鳥の繁殖モニタリング調査開始 2012年は福島県含む全国6カ所（2013年5月号）
- アラスカのハシジロアビが日本へ 標識調査（2012年9月）
- 鳥類標識調査合計放鳥数500万羽を超えました（2012年7月号）
- 日本の野鳥の最長寿記録更新 オオミズナギドリで36年8ヶ月（2012年7月号）
- 減っていたスズメ〜標識調査のデータから（2012年7月号）
- 軽量記憶装置（ジオロケータ）で希少な小鳥類の越冬地が初めて判明 ブッポウソウとマミジロ（2011年9月）
- カラーフラッグ付きのタゲリ 一般の方の撮影でモンゴルとの渡りが判明（2011年9月号）
- 鳥インフルエンザ対策 モンゴルで野鳥の捕獲調査（2011年9月号）
- 出雲市で越冬するヒシクイを衛星追跡 日本海を渡るルート解明（2010年7月号）
- サギ類のカラーマーキング(2010年3月号）
- シギ・チドリ類のカラーマーキング(2010年3月号）
- オーストラリアのベニアジサシ回収続々(2009年11月号）
- 標識調査 カムチャツカのシメ 北海道で回収(2009年3月号）
- オナガガモ、ロッキー山脈の遙か東へ！日本を飛び立ったオナガガモのオス アメリカ・ミシシッピで回収される（2008年11月号）
- 標識調査にカラーマーキングとデジタル写真が活躍（クロツラヘラサギ、ハマシギ）（2007年3月号）
- コハクチョウとウミネコの長寿記録（2006年5月号）(PDF)
- ハイイロミズナギドリ1万キロの旅 ニュージーランドで標識の個体回収（2005年9月号）(PDF)
- 中国放鳥の標識鳥 日本での確認あいつぐ（ズグロカモメ、ミヤマホオジロ）（2004年9月号）(PDF)
- 韓国のズグロカモメ 日本に飛来（2003年12月号）(PDF)
- モンゴルのマナヅルを追跡（人工衛星による追跡）（2003年7月号）(PDF)
- ベニアジサシ オーストラリアと沖縄の渡り実証（2002年10月号）(PDF)
- ベニアジサシの越冬地 新発見（2002年3月号）(PDF)
- アラスカと日本を渡るハマシギ（2001年9月号）(PDF)
- 中国でズグロカモメ調査 実施（2001年8月号）(PDF)
- ウミネコのフィリピンへの移動 初確認（2001年7月号）(PDF)
- 日本とベトナムとの移動 初確認 ショウドウツバメ（2001年6月号）(PDF)
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