山階芳麿賞について

 

2016年12月6日更新

第19回山階芳麿賞応募要領 | 山階芳麿賞とは | 受賞者の選考について
記念メダルと副賞 | 歴代受賞者 | これまでの受賞式とシンポジウム・報道資料 | 講演要旨

第19回山階芳麿賞を上田恵介・立教大学名誉教授に贈呈することを決定し、報道発表しました。記念シンポジウム「子を他人に預ける鳥、カッコウ類研究の最前線」を9月24日(土)に東京大学弥生講堂で開催しました。(*報道資料)(*イベント情報)

第19回山階芳麿賞募集要領

募集はしめきりました。

山階鳥類研究所は、財団設立50周年にあたる1992年に、鳥学の発展及び鳥類保護に寄与された山階芳麿博士の功績を記念して、「山階芳麿賞」を創設しました。この賞は、我が国の鳥学研究と鳥類の保護活動に寄与された個人や団体を顕彰することが目的です。

2016年夏に第19回目の贈呈を予定しています。今回の贈呈から、自薦または他薦による公募方式としました。募集を下記のように行ないますので、ふるってご応募ください。

対象者

次の各号のいずれかに該当する者(いずれも団体を含む)に対し贈呈します。故人ならびに解散した団体は対象としません。

  • イ) 日本の鳥類に関する学術的研究等に特に顕著な功績のあった者
  • ロ) 日本の鳥類保護の推進に特に大きな功績のあった者

募集人員

1名または1団体

応募の方法

自薦もしくは他薦によります。

応募用紙をダウンロードして必要事項を記入し、「山階鳥類研究所広報担当宛」に電子メールか郵送のいずれかの方法で送付してください。応募書類受領後、受け取り確認のご連絡を差し上げます。

  • <電子メールで送信>
  • koho☆yamashina.or.jp 宛にタイトルを「山階芳麿賞応募書類」として送信してください。(メール送信の際は☆を小文字の@に変えてください。)
  •  
  • <郵送>
  • 〒270-1145 千葉県我孫子市高野山115 山階鳥類研究所 広報担当まで。(封筒表に「山階芳麿賞応募書類」と朱書きすること)

応募用紙のダウンロードはこちらから<word版><pdf版

応募締め切り

*しめきりました 2016年3月31日(必着)

審査

山階鳥類研究所で定めた表彰規程に則って組織した選考委員会において審査します。2016年5月末までに応募・推薦者に結果を通知する予定です。

表彰

2016年夏に表彰を行います。受賞者には、山階鳥類研究所総裁・秋篠宮文仁親王が表彰する予定で、表彰状と山階芳麿賞記念メダルを贈呈します。さらに副賞として「朝日新聞社賞」(賞金50万円と盾)を贈呈します。

受賞者には、2016年9月に開催予定の記念講演会で講演をお願いします。

山階芳麿賞の概要

山階芳麿賞とは

山階鳥類研究所の創設者、故山階芳麿博士(1900-1989)は、生前、鳥学の分野のノーベル賞とも呼ばれるジャン・デラクール賞を受賞するなどの功績を残しました。山階芳麿賞は、博士の功績を讃えて、平成4年、財団設立50周年記念に、我が国の鳥学研究の発展と鳥類の保護活動に寄与された個人あるいは団体を顕彰する目的で設けられました。

受賞者の選考について

受賞者は「山階芳麿賞」選考委員会で選考されます。受賞者は、隔年度1名とし、選考の結果該当者がない場合には、その年度の表彰は行いません。選考委員会は学識経験者その他、理事長が必要かつ適格であると判断する者(5名以上12名以内)で構成されています。受賞者の選考は、出席選考委員の過半数をもって決定します。

受賞者に贈呈される記念メダル

受賞者には、秋篠宮文仁総裁から表彰状と山階芳麿賞記念メダルが授与されます。記念メダルのデザインは、表が山階博士の肖像、裏がヤンバルクイナのレリーフとなっていて、受賞年と受賞者の氏名が刻印されます。

メダルの裏にデザインされるヤンバルクイナは、沖縄県で発見され、1981年に山階博士らが新種として発表した鳥です。現在では山階鳥類研究所のシンボルのひとつになっています。また、2003年の第12回の受賞者からは、さらに副賞として「朝日新聞社賞」(賞金50万円と盾)が贈られることになりました。

山階芳麿賞記念メダル

歴代受賞者

※肩書きは受賞当時。
※過去の授賞式についてはこれまで開催したイベントのページをご覧ください。

 

第18回 平成26(2014)年9月23日受賞

【特別賞】橘川次郎(クイーンズランド大学名誉教授)

受賞理由:ハイムネメジロを対象とした長期に亘る研究から、多岐にわたる研究業績をあげるとともに、熱帯雨林における鳥類群集の研究でも大きな成果をあげられた。多くの後進を育成し、日本と海外の学界との交流に貢献された。

2016年5月逝去

【特別賞】小西正一(カリフォルニア工科大学名誉教授)

受賞理由:鳥類の歌の学習と音源に関する情報処理について研究し、神経行動学の発展に寄与したことに加え、多くの後進を育てるとともに、研究成果が一般にもしばしば紹介されたことなどで日本の研究者と鳥類愛好家も啓発された。

記念シンポジウム、報道資料 >>

※ 山階芳麿賞は、日本の鳥類の研究や保護に携わられた方々を対象に贈呈してまいりましたが、橘川博士、小西博士の研究は主として日本国外で行われたものであるため、通常の山階芳麿賞の枠での贈呈に困難がありました。しかし日本出身で世界的な業績を挙げ、日本の鳥学にもさまざまな意味で多大な影響を与えてきたお二人を表彰することは、日本における鳥学研究の発展に資することを目的とする山階芳麿賞の趣旨に合致すると判断されて、特別賞をお二人に贈呈することになったものです。

第17回 平成24(2012)年9月23日受賞

日本イヌワシ研究会

受賞理由:30年以上に亘りイヌワシについてきわめて重要な科学的データを提供するとともに、生態的な知見にもとづく保護上の実践を行った。また普及啓発にも努めてこられた。

授賞式、記念講演、報道資料 >>

第16回 平成22(2010)年9月23日受賞

森岡弘之(国立科学博物館名誉研究員)

受賞理由:鳥類学のすべての分野の基礎となる鳥類分類学において、大きな研究成果をあげ、また社会への貢献や後進の指導にも貢献された。

授賞式、シンポジウム、報道資料 >>

2014年12月逝去

第15回 平成20(2008)年9月23日受賞

立川涼(愛媛大学名誉教授)

受賞理由:人間活動由来の汚染物質が鳥類をはじめとする生態系に与える影響を明らかにし、社会への啓蒙、後進の指導にも尽力された。

授賞式、記念講演、シンポジウム、報道資料 >>

第14回 平成18(2006)年9月23日受賞

長谷川博(東邦大学教授)

受賞理由:生態学と行動学の科学的知見をもとにアホウドリの個体数回復を成功に導き、鳥類保護に関して社会に対する普及啓蒙を実践された。

授賞式、記念講演、シンポジウム、報道資料 >>

第13回 平成16(2004)年9月23日受賞

由井正敏(岩手県立大学教授)

受賞理由:森林にすむ鳥類の個体数推定法を確立し、森林と鳥類群集の関係を基礎応用の両面から追及され、後進の指導にも尽力された。

授賞式、シンポジウム、報道資料 >>

第12回 平成15(2003)年9月23日受賞

石居 進(早稲田大学名誉教授)

受賞理由:鳥類の生殖腺刺激ホルモンの解明に取り組み、絶滅危惧種の繁殖促進に貢献した。また、後進の指導にも尽力された。

授賞式、記念講演、シンポジウム >>

第11回 平成14(2002)年6月7日受賞

中村浩志(信州大学教授)

受賞理由:カッコウと宿主の共進化、特に宿主転換と宿主に対応する托卵系統の存在を明らかにし、後進の指導に尽力された。

現在:一般財団法人中村浩志国際鳥類研究所代表理事、ライチョウ会議議長

第10回 平成13(2001)年6月1日受賞

小城春雄(北海道大学大学院教授)

受賞理由:北太平洋における海鳥の生態解明とその研究成果を基にした海鳥保護の礎を築き、後進の指導に尽力された。

2002年3月31日、北海道大学を定年退官。同年4月より同大学名誉教授。

第9回 平成12(2000)年6月17日受賞

藤巻裕蔵(帯広畜産大学教授)

受賞理由:北海道に生息するエゾライチョウの野外研究を基にその飼育や保護管理に貢献し、日本とロシアの鳥類研究者との交流を推進に尽力された。

2002年3月31日、帯広畜産大学教授定年退官。同年4月1日より同大学名誉教授。

第8回 平成11(1999)年7月3日受賞

山岸 哲(京都大学大学院教授)

受賞理由:日本産鳥類の社会生態学的研究の推進と後進の指導に尽力され、マダガスカル島のオオハシモズ科の適応放散の研究と保護に貢献された。

2002年3月31日、京都大学大学院定年退官。同年4月1日より山階鳥類研究所所長。2010年4月1日より山階鳥類研究所名誉所長。

第7回 平成10(1998)年7月4日受賞

樋口広芳(東京大学大学院教授)

受賞理由:鳥類生態学に生物進化の多次元性を取り入れた研究で成果をあげ、渡り鳥の人工衛星追跡調査手法を確立して保全生物学の推進に尽力された。

第6回 平成9(1997)年9月9日受賞

正富宏之(専修大学北海道短期大学教授)

受賞理由:タンチョウの生態研究と保護に尽力され、エソグラム手法を用いた独創的な行動学的業績を残された。

2003年3月31日。専修大学北海道短期大学定年退職。同年4月1日より同大学名誉教授。

第5回 平成8(1996)年7月3日受賞

中村登流(上越教育大学名誉教授)

受賞理由:エナガ・カラ類の研究を通し鳥類社会学の基礎を築き、後進の指導に尽力された。

2007年11月逝去

第4回 平成7(1995)年7月5日受賞

黒田長久(山階鳥類研究所所長)

受賞理由:鳥類の形態・生態に関する幅広い分野の研究の傍ら、保護にも尽力され、現代鳥学界における礎石的存在である。

2009年2月逝去

第3回 平成6(1994)年7月5日受賞

中村 司(山梨大学名誉教授)

受賞理由:鳥類の渡りに関する生理学的研究を続ける傍ら、山梨県の鳥類調査及び保護に尽力され鳥類学並びに鳥類保護に貢献をされた。

国際鳥学委員会シニア委員、ニューヨーク科学アカデミー会員、日本鳥学会名誉会員

第2回 平成5(1993)年7月5日受賞

松山資郎(山階鳥類研究所顧問)

受賞理由:応用鳥学、特に野生鳥類の保護管理に関する基礎的研究を推進し、後進の指導に成果をあげる等、わが国の鳥学並びに野鳥保護の発展に貢献された。

2000年8月逝去

第1回 平成4(1992)年7月3日受賞

羽田健三(信州大学名誉教授)

受賞理由:独創的な雁鴨科鳥類の群集生態学研究を続ける傍ら、鳥類生態学を志す後進の育成に成果をあげるなどわが国の鳥学の発展に貢献された。

1994年11月逝去

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