研究・調査

生物多様性情報共有の枠組み GBIFを介した国際情報発信

2014年1月8日掲載

山階鳥研では、文部科学省等から資金を得て、生物多様性情報のインターネットでの共有をはかる国際的プロジェクトの枠組みを経由した情報発信に取り込んでいます。

そのうちのひとつがGBIF(ジービフ)による、収蔵標本データの国際発信です。GBIFは、「地球規模生物多様性情報機構」(Global Biodiversity Information Facility)と呼ばれる国際プロジェクトで、分散型のデータベースネットワークによって、全世界の生物多様性情報を誰もが自由に利用できるようにすることを目指したものです。これは、生物多様性情報が世界的な生物標本コレクションや関連の文献を豊富に保有する先進諸国に偏って存在している状況をインターネットによって解消し、世界の生物多様性に関する現状把握や研究にはずみをつけようとするプロジェクトと言えます。

山階鳥研では、所蔵標本のラベルデータについてGBIFのフォーマット(書式)に合わせた整備を行ってきましたが、2012年度末までに6万件をGBIFに提供することができました。これらのデータは、もともと山階鳥研の標本データベース(http://decochan.net)で見ることができたものですが、今回の提供の結果、サイエンスミュージアムネット(S-NET、国立科学博物館が運営する全国の科学系博物館の情報へのポータルサイト、http://www.science-net.kahaku.go.jp)で共有されたほか、GBIFポータルサイト(英文、http://data.gbif.org/welcome.htm)でも順次閲覧が可能になります。山階鳥研では今後とも、引き続きGBIFの事業に貢献してゆく計画です。

(山階鳥研NEWS 2013年9月1日号より)


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