賛助会員の皆様、また日頃より山階鳥類研究所をご支援頂いております皆様、明けましておめでとうございます。

昨年もこれまでと同様に、文部科学省の科学研究費補助金（特定奨励費）に基づく基礎研究や環境省などからの委託・請負事業による鳥類の保全に関する研究・活動を順調に進めてきましたが、これも皆さまのご支援の賜物であり、厚く御礼申し上げます。これらの成果は、国内外から高く評価されておりますので、引き続き期待にお応えできるよう頑張りたいと存じます。

毎年秋に我孫子市で開催される「ジャパン・バード・フェスティバル」は、鳥と自然を愛する人たちが一堂に会する年に一度のお祭りですが、年を追うごとに規模が拡大しています。昨年は第16回目のフェスティバルでしたが、幸い晴天に恵まれ、過去最高の来場者を迎えました。さらに海外からも多数参加していただき、近い将来、ワールド・バード・フェスティバル in 我孫子になれるのではないかと期待しております。

このように皆様のご支援により、山階鳥類研究所は従来にも増して活動しておりますが、老朽化が進行している研究所の施設・設備、また標本・資料などの維持管理や運営に関する財源については、皆様からの寄付や会費収入に頼っているのが現状です。

これらの活動を継続していくために、どうか今後とも物心両面でのご支援をお願い申し上げます。

山階鳥類研究所 所長 林 良博

（山階鳥研NEWS 2017年1月号より）