第20回 山階芳麿賞 贈呈式

2023年8月2日更新

第20回山階芳麿賞を、江崎保男博士(兵庫県立大学教授・兵庫県立コウノトリの郷公園統括研究部長)に贈呈しました。贈呈式は、7月2日(月)に、グランドハイアット東京(東京都港区)で開催された、山階鳥研の「東日本・中部日本地区賛助会員の集い」の中で行われました。記念シンポジウムを、9月29日(土)に東京大学弥生講堂(東京都文京区)で開催します。

山階鳥研NEWS 2018年9月号より)

贈呈式は尾崎副所長の進行で行われ、山階芳麿賞選考委員長の奥野卓司所長が選考理由について説明し、総裁の秋篠宮殿下から江崎博士に賞状と記念メダルが贈呈されました。続いて町田智子・朝日新聞社上席執行役員CSR担当から、副賞(朝日新聞社賞)として盾と賞金50万円の目録が贈呈されました。受賞者の江崎博士が受賞の挨拶として、「第20回山階芳麿賞をいただいて大変名誉なことと感じています。」と述べ、これまで世話になった沢山の先生方や先輩方、同僚の方々に対するお礼の言葉を述べました。

今回、受賞者に決定した江崎保男博士は、多種多様な鳥類・鳥類群集など多岐にわたる生態学的研究を行い、保全の面でコウノトリの野生復帰に貢献し、さらに土木工学と生態学の融合を目指した応用生態工学の提唱と発展に尽力された功績が山階芳麿賞選考委員会(奥野卓司委員長)により評価されたものです。

山階芳麿賞は財団設立50周年にあたる1992(平成4)年に山階鳥研の創立者、故・山階芳麿博士の功績を記念して設けられました。表彰は隔年で行われ、日本の鳥類の研究または鳥類保護に関し特に顕著な功績のあった個人または団体に贈られます。

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