2012年5月9日更新
山階鳥研所員の最近の著書・訳書(共著を含む)をご紹介します。 お近くの書店でお求めください。

山岸哲名誉所長がいろいろな雑誌に書いてきた記事など一般向けの文章50編以上をまとめたものです。鳥に関心を持つようになった子供時代の思い出にはじまり、鳥類の 興味深い話題、生態学の概念のやさしい解説、鳥類保護の問題点などさまざまな話が入っています。肩が凝らない短文集でありながら、一般の鳥好きから研究者、保護関係者まで、それぞれ得ることのある読書になることと思います。

日本の野生動物保護の現状と問題点を解説した、いわば「読む事典」です。野生動物保護のトピック、種またはグループごとの解説、野生生物保護区と地域に関する解説、 あわせて180項目以上を140名が分担執筆しています。山階鳥研から、岡奈理子(オオミズナギドリ)、尾崎清明(ナベヅル・マナヅル、ヤンバルクイナ)、佐藤文男(オオハクチョウ・コハクチョウ)、黒田長久(カンムリツクシガモ)、そして客員研究員の小城春雄・綿貫豊(海鳥類の保護)が執筆しています。

スズメ目の鳥の種の識別と年齢性別の査定をする際のマニュアルの邦訳。鳥を手にとって仕事をするバンダーや博物館学芸員の必須文献。専門的な内容だが、鳥をよりくわしく知りたいバードウォッチャーや、ウォッチングの指導的立場の方に、総論の部分のみでもご一読しておくことを薦める。

「全身が黒い」カラス類についての研究書。「系統と進化」「生態分布と環境利用」 「食生活と生態系内での役割」「社会と行動」の4部16章からなり、主にハシブトガラ スとハシボソガラスについて、最新の研究成果を紹介しながら、どのような生き物なのかを明らかにしている。

アメリカの大学教育で定評のある鳥類学の教科書の翻訳。鳥類の生物学をバランスよくカバーした内容で、図表や写真も充実しており理解を助けている。学部学生、大学院生、研究者のほか、向学心のあるアマチュアの方々にとっても必携の書。

「世界の鳥のハンドブック」は、世界の鳥類全種を、カラー図版と専門家による生物学的な解説するものです。第14巻所収の17科のうちマダガスカルとコモロ諸島特産のオオハシモズ科の執筆を山岸所長と中村雅彦・上越教育大学教授が担当しています。専門家向けの本ですが、世界の鳥に関心のある愛好家の本棚にもふさわしい書籍です。 英文。

2007年3月に出版された「保全鳥類学」の姉妹編。日本国内の絶滅が危惧される12種を取り上げ、第一線で活躍している専門家が分担執筆し、生物学的な問題、現代社会が持つ問題をふまえた保全活動の進め方と課題を述べている。鳥の保全を学ぶためのガイドと鳥類保全の法制度の解説も収録。

日本において見ることのできる家畜・家禽を、在来・外来を問わず約300品種をカラー写真と共に掲載。鳥類では、ニワトリ、アヒル、ガチョウ、シチメンショウなどの家禽や、ブンチョウ、ウズラなどの愛玩動物が紹介されている。また、単なる写真図鑑ではなく、家畜・家禽の系譜や原種、文化的なトピックにも言及されている。

美しいカラー写真やイラスト、地図などで、鳥類の体のしくみや生態、生息環境、世界の29の鳥類のグループについてわかりやすく解説。子供から大人まですべての人たちに楽しめる豪華本の鳥類図鑑。

哺乳類、鳥類、両生爬虫類を中心として、世界のどのような生物がどのような要因で絶滅の危機に瀕しているかを美しい生態写真とともに解説。鳥類は、ダチョウの仲間、アホウドリとミズナギドリ類、ペンギンなど、16のグループが取りあげられている。

山階鳥研所蔵の剥製標本を撮影した写真集。カンムリツクシガモほかの絶滅鳥や、ヤンバルクイナなどのタイプ標本を含む108点を撮影した写真69点を収録。標本から静謐で格調高い美を引き出している。

鳥学(とりがく)の現在」を俯瞰することを眼目に、鳥類に関する幅広い分野の論説を収録した大部の書籍。山階鳥研内外の40名以上が分担執筆。東京大学総合研究博物館で2008年に開催の「鳥のビオソフィア」展の図録。

中国におけるトキの生物学と保全研究の成果を紹介。専門家ばかりでなく一般の方々にも理解できるように図や写真を多用し、平易な表現で紹介した。日本のトキ復活を願う鳥類愛好家の必読書。

さまざまな環境のなかで物質循環に大きな役割を果たし、環境の健全さの指標となる鳥類の保全について、保全の対象となる単位、絶滅の危機を回避するには、生態系や人間活動との関係など、多角的に迫る。

全世界から500種以上の鳥の卵を2000点以上の写真・イラストと、わかりやすい解説で紹介。目名・科名・学名・卵の大きさ・一腹卵数・抱卵期間などの情報が一目でわかるように配置されている。

イヌワシの生息環境の多様性や繁殖生態、家畜の捕食と人との関わり、保全の問題などイヌワシに関する知見を網羅した1冊。日本語版である本書では日本のイヌワシについても追加掲載している。

2005年4~9月に放送された、山階鳥研の所員が鳥についての講師を務めたNHKのラジオ番組をまとめた本。鳥と人とのかかわりや、希少鳥類の保全、渡りや生態をわかりやすく解説。

「現在地球上に存在する水だけが、将来的にも地球の水の全てである。」地球上の河川生態系をこのまま滅亡へと進めるのではなく、改善へと軌道修正するために求められることは何か。河川環境目標を考える重要な切り口を提示する。

19世紀の画家・鳥類学者であるジョン・グールドの豪華な大判鳥類図譜の全巻について、掲載種のリストを作成したもの。100年以上前の学名を現在の学名・英名・和名に対応させている。

世界の鳥類のうち4200種余りについて分布、形態、生態、生息環境等を解説。故事に登場するエピソードや名称の由来等にも可能なかぎり触れたほか、絶滅鳥、化石鳥、想像上の鳥も取り上げている。

マダガスカルに住む野生生物の中でも、ユニークな行動を見せるアカオオハシモズ。その生態・社会行動は、遺伝や社会進化、群集形成といった生物学上の重要テーマを解く上で示唆に富む。英文。

メジロなど身近な野鳥から渡り鳥や希少種など、国内でみられる野鳥100種を掲載。薮内正幸氏のイラストとともに面白い生態エピソードを紹介する。掲載されている野鳥の声がパソコンで聞けるCD-ROM付き。

2003年5月から1年間にわたって朝日新聞1面に連載した写真コラム「けさの鳥」のうち、333種を収録したもの。解説する鳥を山地、草地、水辺、里、希少の五つに分類。コラムなので文章は短いが、バラエティーに富む内容。

約2800項目について解説する我が国初の現代鳥類学用語の辞典。鳥類の調査・研究者などの専門家のみならず、愛鳥家の方々にも広く愛用していただきたい一冊。

進展著しい鳥類研究のなかで、とくに生態・行動・生理・進化・保全などの分野に焦点を当て、第一線で活躍する研究者たちが鳥類研究の現状と未来を展望する。

山階鳥研の所員が分担執筆した、鳥に関する一般向けの読み物。鳥に関する基礎知識から本当の雑学まで80項目以上をやさしく解説。

「オシドリ夫婦」といわれるように、オシドリは浮気をしないのだろうか? 著者の研究歴をたどりながら、鳥社会の謎を解いていく。鳥に興味がなくても楽しめる内容となってる。

「野鶏は何故鶏になったのか?」鶏の家禽化について人間のいとなみと生き物のかかわりから考える。

初めての本格的なヨーロッパの家禽図鑑。美しい写真と詳細な解説により多種多彩な家禽の世界を楽しむことができる。

世界の鳥類9021種(絶滅種、疑問種を含む)の学名、英名、和名、分布の分類順リスト。亜種についてはその数だけを表記。創設者山階芳麿の労作。