7.1.2 餌付けの制限


 次に必要なことはドバトの餌付け制限である。これは一番慎重に行わなければならない。というのは日本においては1.3で述べたように、古くから仏教の「放生会」の儀式に使われたり、「八幡様のお使い」として大切にされて来た歴史と、戦後は「平和のシンボル」というイメージが重なり、さらに愛鳥思想の普及もあって、ドバトの餌付けに対しては良いことをしているという意識が強いと思われる。

 さらにドバトに餌を与えることを唯一の楽しみとしている人もいて、これらの人達に対する地道な啓蒙がなされなければならない。また餌付けを制限することにより、日本では欧米に比べまだ十分普及しているとはいえない愛鳥思想へのマイナス効果も考慮しなければならない。
 しかし、ドバトは他の野生の鳥と比べ人に飼われたり、餌を人間に依存しているため鳥と親しむための餌付けの努力があまり必要でなく、餌付けが受け入れやすいということも考慮する必要があろう。

 ドバトに対しての餌付けは、将来は鳩舎方式で管理されている鳩に対してのみされるべきで、有料で餌付けを行っている所は利益を追及するのみではなく、鳩舎により個体数を管理することが必要であろう。



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