3.3.3 ヒナの成長写真3.4〜3.8参照)


 フ化当日のヒナの重量は15〜20gで、全身黄色の細かい綿毛状の羽毛でおおわれ、目はあいていない。

 5日目頃になると開眼し、翼の筆毛が表面に出て来るようになり、10日目頃には初列風切羽の筆毛は約2cmの長さになり、筆毛の先がわれて羽毛が表われる。

 17日目頃になると、頭、のど、わき、胸から腹の部分、翼下面を除いた部分はほとんど羽毛でおおわれ、歩くこともできるようになりヒナが巣外にいることもある。

 28日目頃には、頭部などに多少黄色の綿毛を残す程度でほぼ全体が羽でおおわれ、成鳥と同じような姿になる。またこの頃には30cmほどの距離を飛ぶことができる。

 旧馬舎の調査では、ヒナが天井の梁の上(2〜3m)まで飛べるようになった時を巣立ちとしたが、その時期はフ化後約28〜35日目であった(表3.16)。
 ヒナの体重・翼長は、図3.16に示すように増加した。そして体重は巣立ち前に多少減少した。



表3.16 巣立ち日前日のヒナの体部測定値(多摩動物公園旧馬舎、標本数:12))
項目
平均値±標準誤差
最大値
最小値
体重 g 309.1±7.5
344
265
翼長 mm 197.7±2.4
209
183
尾長 mm 10.6±1.3
110.5
95.8
ふ蹠 mm 32.9±0.3
34.4
31.5
嘴峰 mm 19.3±0.1
19.7
18.7


図3.16 ヒナの成長(No.9巣ヒナ2羽の平均値)
図3.16



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