Ogawa Minori
小川三紀資料

小川三紀(1876-1908)は、日本人で鳥類学に専念した最初の人物で、日本の初期の鳥学の発展に寄与した研究者の一人である。しかしながら、若くして没したため、その業績はほとんど知られていない。

小川三紀が残した蔵書および標本は、兄 小川劒三郎により1909年に東京帝国大学理学部動物学教室(現在の東京大学理学部動物学研究室)へ寄贈された。その後、2002年にこのうちの一部が山階鳥類研究所に寄贈された。

兄 小川劒三郎から東京大学へ寄贈された際の蔵書目録には98項目が掲載されているが、山階では48項目について寄贈を受け保管している。資料は和書・洋書、直筆ノート、原稿、論文のほか、スケッチ、スクラップブック、書簡などである。
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本データベースについて

本資料をまとめるにあたっては、東京大学理学部図書館に本資料が所蔵されていた時期に、慶應義塾大学名誉教授 磯野直秀博士(1936-2012)が関連する資料のとりまとめ、リスト作成をされていた。磯野博士のご尽力がなければ本資料の公開は成し得なかった。厚く御礼申し上げる。本資料整理は文部科学省科学研究費の補助を得て実施した。

データベースの項目

  • 受入番号 : 山階鳥類研究所での資料整理番号
  • タイトル : 原則として原本に記載された資料タイトルに相当する名称を記述。これがない場合、資料整理の都合上、新たなタイトルを*印のあとに記述した。
  • 旧蔵情報 : 資料によっては所有者を著す蔵書票、所蔵印がみられる。これら所蔵情報のある資料については詳細ページの解説の後に示す。


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