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この標本は太平洋戦争後、山階鳥研に学習院から移管された標本のなかの1点で、もともとは東京帝室博物館(戦前の宮内省所管の博物館で、現在の東京国立博物館の前身)の所蔵品でした。この標本をはじめ学習院から来た標本には、現在でも東京帝室博物館のラベルがついています。現在の東京国立博物館は美術中心ですので、前身の帝室博物館に生物の標本があったというのは奇異に感じますが、明治大正時代の国の博物館は、所管官庁や名称、対象分野等にかなり曲折があり、帝室博物館も関東大震災までは天産部(課)といって自然史系の標本を扱う部門があったのです。
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| 中央のラベルにタイプ標本の表示がある(合衆国国立自然史博物館のラベルを転用してある)。下のラベルに「東京帝室博物館」の文字が見える。 |
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