山階鳥類研究所




(2011年3月17日更新)

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鳥インフルエンザ感染例が拡大

昨年秋から高病原性鳥インフルエンザの感染例が全国的に拡大しており、山階鳥研でも、対策のために渡り鳥のデータを提供するほか、環境省の委託で野鳥の調査を実施しています。また環境省など関係省庁では鳥インフルエンザについて冷静な対応を国民に呼びかけています。

くわしくは環境省ウェブサイト「鳥インフルエンザに関する情報のページ」をご覧ください。
(山階鳥研NEWS 2011年3月号より)


林所長 出雲市長と面会

林良博所長は、2010年11月28日、ナベヅルとマナヅルを主としたツル類の越冬地である鹿児島県出水市の渋谷俊彦市長を訪ね、近い将来(訪問時は高病原性鳥インフルエンザウィルス検出前)鳥インフルエンザが越冬ツル類に発生する可能性があることから、ツルの越冬個体群の保全のために、山口県周南市八代との協力関係を強めて、越冬ツルの分散化を進めることをお願いしました。ツル類の越冬を出水市の一極集中させないことにより、越冬ツル類の危険が分散されることが期待できます。
(山階鳥研NEWS 2011年3月号より)


林所長 環境省自然環境局長と協議

林所長は2011年1月24日、山本茂行(社)日本動物園水族館協会会長とともに、環境省の渡辺綱男自然保護局長を訪ね、生息域内保全(対象とする生物を本来の生息地で保全すること)と生息域外保全(動物園など自然の生息地の外で人工増殖して保全に役立てること)の協力関係強化について協議しました。関東でのコウノトリの再生、アカガシラカラスバト(カラスバトの小笠原特産亜種)などについて可能性が協議されました。
(山階鳥研NEWS 2011年3月号より)


中国・四国地区賛助会員の集いを開催

2010年12月7日、リーガロイヤルホテル広島(広島市内)で、「中国・四国地区賛助会員の集い」を開催しました。総裁秋篠宮殿下のご臨席をあおぎ、なごやかな歓談の時を過ごしました。
(山階鳥研NEWS 2011年3月号より)


写真|中国・四国地区賛助会員の集いで活動報告をする林所長
林所長の活動報告


写真|中国・四国地区賛助会員の集いで行われた二胡の演奏
二胡の演奏

鳩レースに帰還率賞贈呈

去る1月10日に東京都内で行われた(社)日本鳩レース協会の2010年度総合表彰式において、同協会のレースで高い帰還率を達成した4名の会員に、林所長から全国最高帰還率賞を贈呈しました。この賞は、鳩レースからレース鳩が脱落して迷い鳩になるとドバトの供給源となる可能性があることから、ドバト増加防止対策のひとつとして、毎年贈呈しているものです。
(山階鳥研NEWS 2011年3月号より)

標本室・図書室の空調工事完了

2009年に移転25周年を迎えた山階鳥研の建物と設備は老朽化が目立っていますが、2010年9月号でお伝えしたとおり、標本室、図書室の空調設備更新のために(社)東京倶楽部からご寄附を頂戴しました。いただいたご寄附により、2010年10月に無事空調設備の更新を完了しました。山階鳥研の特色を形作る大きな研究資産である図書と標本が、今回の工事によって当分の間、適切な温湿度で保存されることになりました。ご寄附にたいし、あらためて御礼申し上げます。
(山階鳥研NEWS 2011年3月号より)



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