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2005年12月22日更新分)



オランダで標本データベース化を視察

研究用剥製標本とラベルの画像を撮影するパートタイム職員(ライデン国立自然史博物館の収蔵室にて)


 浦野栄一郎研究員は、8月20日から28日まで、オランダの博物館を訪問し、標本管理とデータベース化についての視察を行った。訪問先は、アムステルダム大学動物学博物館(アムステルダム)と国立自然史博物館(ライデン)のふたつの博物館。浦野研究員は、「山階鳥研で現在取り組んでいる所蔵標本のデータベース化では、すべての標本の鳥体とラベルの写真を撮っているが、ライデンの自然史博物館では驚くほど似た方法で作業しており、意を強くした。先方の担当者と面識ができ、ヨーロッパの博物館の事情について情報交換できる足がかりができたので今後の仕事に生かしてゆきたい」と述べている。(山階鳥研ニュース2005年10月号より)



鳥類を蘇らせる 
山岸所長ほかがシンポで講演



シンポジウムの総合討論

 兵庫県立人と自然の博物館(兵庫県三田市)で「鳥類を蘇らせる方法」と題したシンポジウムが開かれ、山階鳥研の山岸哲所長と尾崎清明標識研究室長が講演した。当日はアホウドリ、ライチョウなど希少種の保全と再生に取り組む7名の研究者が講演した。尾崎室長は、「ヤンバルクイナ・移入種の侵入におびえる飛べない鳥」と題して、ヤンバルクイナの危機的状況について報告した。山岸所長は、それぞれの研究者の講演を総括する形で「鳥類を蘇らせる方法」と題して講演した。(山階鳥研ニュース2005年10月号より)

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