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2004年1月22日更新分)

韓国のズグロカモメ 日本で渡来確認
韓国のズグロカモメ 日本で渡来確認
曽根干潟で確認されたフラッグ付きのズグロカモメ。フラッグは韓国で付けられた。右脚のフラッグには「B7」と書かれている。
(2003年11月7日、中尾寛作氏・撮影)
韓国のズグロカモメ 日本で渡来確認
 昨年6月、韓国の繁殖地で野外観察用のカラーフラッグを付けたズグロカモメが、11月に入り福岡県北九州市の曽根干潟や佐賀県東与賀町大授搦干潟、大阪府泉南市男里川河口で確認されている。ズグロカモメは中国と韓国の一部で繁殖し、生息数が少なく絶滅が心配されている。これまでの調査で日本と中国間の渡りは実証されているが、日本と韓国間の渡りが実証されたのは初めて。一連の調査は、環境省から委託を受け実施している。
(山階鳥研NEWS 12月1日号より)



秋篠宮総裁 ヤケイ標本を調査
秋篠宮総裁 ヤケイ標本を調査
セキショクヤケイの標本をスペクトル測定装置でご覧になる秋篠宮総裁。
 昨年10月27日、秋篠宮総裁と東京大学・林良博教授、同生産技術研究所・池内克史教授、東京農業大学・天野卓教授らの研究グループが山階鳥研を訪れ、ニワトリの原種といわれるセキショクヤケイの標本を調査した。この調査は秋篠宮総裁が進めるニワトリの民族生物学的研究の一環。標本の羽色を、色彩を数値化するスペクトル測定装置で測定した。鳥類では新たに試みられた手法で、トマトなどの農作物の色彩を測定し、鮮度の指標などに使われている。
(山階鳥研NEWS 12月1日号より)




御蔵島でオオミズナギドリ調査実施
 中型の海鳥、オオミズナギドリの最大の繁殖地、伊豆諸島御蔵島で、8月中旬から11月中旬まで生態調査を実施した。主に親鳥の索餌圏の追跡と、潜水索餌行動の調査、長距離・短距離トリップ長の測定法の開発、非捕獲法による親の体重計測法の開発などを中心に調査を行った。この調査は文部科学省科学研究費補助を受けた「希少鳥類の生存と回復に関する研究」の一環。 
(山階鳥研NEWS 12月1日号より)




ジョン万次郎を救出した船長の末裔 来所
ジョン万次郎を救出した船長の末裔 来所
中央がホイットフィールド氏。研究員らと。
 昨年10月17日、米国人ロバート・ホイットフィールド氏らが山階鳥研を訪れた。アホウドリの繁殖地として有名な伊豆諸島鳥島に漂着したジョン万次郎を救出した捕鯨船の船長の末裔。千葉県内で開催された「日米草の根交流サミット大会」((財)ジョン万次郎ホイットフィールド記念国際草の根交流センター主催)のため来日し、我孫子市を訪れた。所員からアホウドリの研究活動の説明を受け、熱心に聞き入っていた。
(山階鳥研NEWS 12月1日号より)





ジョン・グールド「鳥の絵葉書」第15集ができました
 英国の鳥類学者ジョン・グールド著作の鳥類図譜から「鳥の絵葉書」第15集を作成しました。1セット600円で販売しております(送料別)。ご希望の方は事務局までお知らせください。
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 事務局 E-mail: bird@yamashina.or.jp





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